介護事業所の経営がうまくいかない理由|売上予算・目標管理・問題職員を一体で考える

【介護事業経営者向け・無料セミナーのご案内】

2025年1月29日(木)、
「売上予算の立て方」と「辞めてもらいたい職員・静かな退職への対応」をテーマにした、
介護事業経営者向け無料セミナーを開催します。

この記事は、セミナー内容の一部を先に学べる形でまとめたものです。
「全部読めなくても、何を扱うセミナーか」だけは冒頭で把握できるようにしています。

介護事業所の経営は「なぜこんなに苦しいのか」

介護事業を取り巻く環境は年々厳しくなっています。

  • 制度改定による収益構造の変化
  • 慢性的な人材不足
  • 管理者・経営者への負担集中

しかし、多くの経営者が感じている苦しさは、
制度や外部環境だけが原因ではありません。

本質的な問題は、
「売上」「人材」「メンタルヘルス」がバラバラに扱われていること
にあります。


なぜ介護事業所の売上予算は「形だけ」になりやすいのか

「売上予算は立てている」
これは多くの介護事業所で聞かれる言葉です。

しかし、その中身を見てみると、

  • 前年実績+αで作られている
  • 稼働率や人員計画と連動していない
  • 現場や管理者が内容を理解していない

というケースが非常に多く見られます。

この状態では、売上予算は「管理ツール」ではなく「結果の記録」に過ぎません。

本来、売上予算とは、

  • どのサービスを伸ばすのか
  • どこに人を配置するのか
  • 何をやらないと決めるのか

を判断するための経営の設計図です。


目標管理が現場で機能しない介護事業所の共通点

売上予算とセットで語られるのが「目標管理」ですが、
ここにも大きな落とし穴があります。

  • 目標が抽象的で行動に落ちていない
  • 評価・手当と連動していない
  • 管理者自身が説明できていない
「何を頑張れば評価されるのかわからない」

これが積み重なると、モチベーション低下や離職につながり、
最終的には経営そのものを圧迫します。


「辞めてもらいたい職員」が生まれる構造

経営者や管理者から、非常によく聞かれる本音があります。

「正直、辞めてもらいたい職員がいる」

ただし、多くの場合これは
個人の性格や能力だけの問題ではありません。

  • 役割や期待値が曖昧
  • 評価基準が不透明
  • 注意や指導のルールが整理されていない

といった組織設計の問題があります。


増えている「静かな退職」という見えにくい問題

近年、介護業界でも増えているのが静かな退職です。

  • 最低限の仕事しかしない
  • 成長意欲が見えない
  • 周囲に悪影響を与える

しかし、静かな退職は
組織全体の生産性と雰囲気を確実に蝕みます。


産業医の視点が介護経営に必要な理由

問題職員対応やメンタルヘルス対策は、

  • 法律
  • 医療
  • 経営

が交差する非常に難しい領域です。


今回のセミナーで得られること

  • 介護事業者の売上予算の立て方
  • 意外な目標管理の考え方
  • 問題職員・静かな退職への現実的対応
  • 経営者が知るべきメンタルヘルスの境界線

を1日で整理します。



講師紹介

永井 正史 氏

社会福祉法人慶生会 理事長
一般社団法人 全国介護事業者連盟 副理事長

介護現場と経営の両方を長年見続けてきた立場から、
「数字だけでは動かない介護経営」の現実と、
売上予算・目標管理をどのように現場に落とし込むべきかを解説します。

中富 康仁 先生

疲れと眠りのクリニック淀屋橋 院長
大阪公立大学 健康科学イノベーションセンター 特別研究員

産業医として数多くの現場に関わってきた経験をもとに、
「辞めてもらいたい職員」「静かな退職」といった
経営者が直面しがちな人材の悩みを、
感情論ではなく医療・法・経営の視点から整理します。


介護事業経営者向け無料セミナーの詳細(PDF)


▶ ここをクリックしてセミナー詳細を見る(PDF)

セミナー概要(無料・ハイブリッド開催)

  • 日時:1月29日(木)15:00〜17:00
  • 対象:介護事業経営者
  • 定員:50名
  • 参加費:無料
  • 形式:対面・オンライン(関西圏外はオンライン)
  • 会場:
    特別養護老人ホーム 瑞光苑
    大阪市生野区巽東4丁目11番10号


経営の「違和感」を整理したい方にとって、
確実にヒントを持ち帰れる内容です。

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